豪日交流基金

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豪日交流基金賞授与式 ダウナー元連邦政府外務大臣から賞状を授与

2008

オーストラリア大使館 豪日交流基金は、日豪間の人的交流への著しい貢献を称えて贈呈される「2008年度 豪日交流基金賞」の受賞者を決定し、5月9日東京のオーストラリア大使公邸にてスティーブン・スミス豪州政府外務大臣より受賞者への授与式を執り行いました。

豪日交流基金賞は、2001年に同基金設立25周年を記念し設立され、以来日豪の多様な友好関係を象徴した個人・団体を表彰しています。第5回を迎える2008年の同賞も、商業、文化、学術、芸術各分野の各方面から受賞者・団体が選定されました。受賞者はいずれも、両国民間の交流を深める上で、優れた指導力と友好の精神を発揮された方々です。

受賞者および受賞内容は以下の通りです。

  • 財団法人 石橋財団
    日豪の芸術交流・発展に顕著な功績。同財団運営のブリヂストン美術館にて「プリズム: オーストラリア現代美術展」を開催、また2008年には新たにオーストラリアの7作品を収蔵。
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  • 和田喜夫氏
    「楽天団」を設立・主催。日本演出者協会理事長。豪演劇作品の紹介、翻訳や日豪劇団共同企画、豪演出家や劇作家の招聘に精力的に取り組み、特にアボリジニ現代戯曲に精通。
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  • 小西周、中島薫両氏
    日本ラグビーリーグ協会の活動を通じ、日豪交流戦、世代を問わずプレー出来る「OZTag」(オズタグ)の普及などスポーツを通じた草の根交流に貢献。
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  • 長澤政明氏
    ビクトリア州「はくばく豪州 」にて日豪の商業面における密接な関係を促進。(株)はくばくは、先駆者的に豪州産有機乾麺の発展に大きく貢献。また長澤氏は豪州にて、日本の食文化紹介など市民交流促進にも尽力。
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  • オーストラリア学会
    日本においてオーストラリア研究を促進することを目的に、1989年に発足。大学機関におけるオーストラリア研究の発展、豪社会に対する日本人の意識向上、日豪学術交流の発展に尽力。
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  • 田邊光彰氏
    野生イネの自生地保全に芸術家の視点から取り組む彫刻家。現在は豪ダーウィン近郊の巨大岩に同視点をテーマとしたトカゲの彫刻を製作中。同氏の作品は豪州政府、アボリジニ・コミュニティーの協力を得て実現。
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財団法人 石橋財団

石橋財団は、美術・教育などの助成・振興を図り、文化の向上発展に寄与することをその使命とし、1956年に設立された。2006年には石橋財団創設50周年を記念した展覧会の一環として、同財団運営によるブリヂストン美術館にて、「プリズム: オーストラリア現代美術展」を開催。35人の豪作家による73作品が一堂に公開された。日豪交流年という好機を捉え、複雑かつ多様で流動的なアイデンティティをもつオーストラリアを、それを代表する現代作家達の作品を通して、真っ正面から探ることを試みた同展は、多大な好評を博した。また、2008年には新たにオーストラリア作家の7作品が、世界に誇るコレクションに収蔵され、豪芸術・文化紹介の貴重な機会を提供することになった。

和田喜夫氏 (わだ よしお)

和田氏は1976年に劇団「楽天団」を設立・主催し、現在は日本演出者協会の理事長を務める。1992年、パース、及びアデレード国際演劇祭での「糸地獄」公演、その後1998年には再度アデレード演劇祭にて「マスター・キー」の演出を手がけ、これらを皮切りに、オーストラリア演劇作品の日本への紹介、翻訳や日豪劇団共同企画、オーストラリア人演出家や劇作家の日本への招聘に精力的に携わる。特にアボリジニ現代戯曲に精通し、「ストールン」、「嘆きの七段階」、「アップ・ザ・ラダー」、「ドリーマーズ」、「クッキーズ・テーブル」等、次々とオーストラリア作品の公演演出を手がける。特に2006年日豪交流年にはオーストラリアの舞台芸術を紹介する「ドラマチック・オーストラリア」の中心的役割を担った。豪演劇関係者からの信頼も厚く、日豪演劇界の交流発展に欠かすことの出来ない存在となっている。

小西周 (こにし あまね)、中島 薫両氏 (なかしま かおる)

小西、中島両氏は、日本ラグビーリーグ協会の活動を通じ、日本におけるラグビーリーグの普及や向上、スポーツを通じた日豪間草の根レベルの交流に精力的に貢献。現在小西氏は、同協会代表、中島氏はディレクターを務める。1994年よりニューサウスウェールズ州ラグビーリーグアカデミーの協力を得、日豪の選抜チームによる交流戦開催などに尽力。以来、日豪ラグビーリーグの交流は飛躍的に発展。昨年9月にもNSW州学生選抜が来日。日本代表チームと親善試合を行ったほか、今年2月にはシドニーへ遠征し、テストマッチ、及び国際大会への参戦を行った。また世代を問わずプレー出来る「OZTag」(オズタグ)の普及にも尽力。市民レベルの交流を支えている。

長澤政明氏 (ながさわ まさあき)

長澤氏は、2006年よりビクトリア州バララット(Ballarat)にある「はくばく豪州」取締役社長を務め、ビクトリア州との商業面における密接な関係を促進。株式会社はくばく(本社: 山梨県)は、豪州産穀物にいち早く注目した先駆者であり、1996年にはバララット工場を竣工。この豪州工場操業開始により、豪州産有機乾麺の発展に大きく貢献した。また長澤氏は豪州において、日本の食文化紹介に貢献し、バララット市開催のイベント支援などを通じ、日豪文化・市民交流促進にも尽力している。

オーストラリア学会

オーストラリア学会は、日本におけるオーストラリア研究を促進することを目的に、1989年に発足。現在会員は230名。日本各地における一般および大学院講座や研究大会の開催を通じ、日本におけるオーストラリア研究の発展、オーストラリア社会に対する日本人の意識向上、日豪の学術交流に尽力。これにより、若い世代のオーストラリア研究者が増え、現代オーストラリアの投影が加速し、両国の類似性・相違性に関する研究・議論が高まっている。現在約80の大学機関でオーストラリアに関する講座が展開され、1万5千以上が受講している。オーストラリア学会は、日本の学術機関におけるオーストラリア研究の発展に優れた貢献を続けている。

田邊光彰氏 (たなべ みつあき)

田邊氏は、野生イネの自生地保全に芸術家としての視点から取り組む彫刻家であり、絶滅の危機に瀕する野生イネをモチーフに世界各地で数多くの作品を手がけている。オーストラリアではクィーンズランド州、マリーバ湿地帯センター(Mareeba Wetlands Cente)に巨大トカゲの彫刻を寄贈。また、ダーウィン近郊のビジター・センターにも田邊氏の作品「MOMI」が収蔵展示され、同センターを訪れる多くのオーストラリア人に、人と他の多くの生き物たちとの共存、地球の好ましい環境の保全の大切さを呼びかけている。現在はダーウィン近郊の巨大岩に野生イネ自生地保全をテーマとした彫刻を製作中。すべての作品は豪州政府の協力、アボリジニ・コミュニティーの許可を得て実現した。